2016年に公開され第89回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したディズニー映画『ズートピア』。日本語吹き替え版では上戸彩・森川智之をはじめとする豪華な声優陣が主要キャラクターに命を吹き込み、2025年の続編『ズートピア2』でも多くのキャストが続投して話題を集めた。本記事では、シリーズを通じた日本語吹き替え声優全員の役柄と見どころを完全解説する。
『ズートピア』の基本情報

作品概要
ディズニー映画、動物が暮らす都市「ズートピア」を舞台にした冒険ストーリー
2016年4月に日本公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション映画だ。監督はバイロン・ハワード(「塔の上のラプンツェル」)とリッチ・ムーア(「シュガー・ラッシュ」)。肉食動物と草食動物が共存する大都市「ズートピア」を舞台に、偏見や固定観念という普遍的なテーマを動物たちのドラマとして描いた作品で、子どもも大人も楽しめるディズニーの傑作として世代を超えて愛されている。
主人公ジュディとニックのコンビが街で事件を解決
動物たちの「楽園」ズートピアで、ウサギとして初の警察官になったジュディ。ある行方不明事件の捜査を任されたジュディの頼みの綱は、事件の手がかりを握るサギ師のキツネ、ニックだけ。最も相棒にふさわしくない二人は、互いにダマしダマされながら、ある行方不明事件の捜査を開始。だが、その事件の背後にはズートピアを狙う陰謀が隠されていた。
日本語吹き替え版
続投キャストと新規キャストのバランス
「ズートピア2」では、ジュディ役の上戸彩、ニック役の森川智之をはじめ、ボゴ署長役三宅健太、クロウハウザー役サバンナ・高橋、ガゼル役Dream Ami、Mr.ビッグ役山路和弘が、前作から続投した。上戸は「やっと来た!という気持ちで、いちファンとしてもこの日をずっと待っていました」とコメント。人気声優・芸能人が多数参加する本シリーズの日本語吹き替え版は、キャラクターへの高いフィット感と豪華さで知られている。
キャラクターに合わせた声優選定
ズートピアシリーズの日本語吹き替え版の特徴は、プロ声優と俳優・芸能人を絶妙に組み合わせたキャスティングだ。正義感あふれるジュディには上戸彩の明るい声質が、皮肉屋のニックには森川智之のイケメンボイスが完璧にリンクするなど、各キャラクターの個性と声優の持ち味の一致が本シリーズの吹き替えの評価を高めてきた。
主要キャラクターと声優

ジュディ・ホップス(声:上戸彩)
初のウサギ警官、正義感が強く街の平和を守る
ジュディ・ホップスはウサギ初の新米警官で、憧れのズートピアで「立派な警官になる」夢に向かって奮闘中。豊かな感情表現ができる大きな耳が特徴で、正義感が強く、行動的で頑張り屋だ。ひょんなことからキツネの詐欺師のニックと共に、楽園ズートピアの秘密に挑んでいく。
日本語吹き替え版でジュディ・ホップス役に起用されたのは上戸彩。「ピーター・パン2 ネバーランドの秘密」「マレフィセント」などの吹き替え版で声優としても活躍してきた実力者だ。ジュディというキャラクターの活発さと誠実さが上戸彩の声と見事に合致しており、「金曜ロードショー」での放送のたびに話題を集める名コンビだ。
ニック・ワイルド(声:森川智之)
詐欺師のキツネ、ジュディの相棒
ニック・ワイルドは「キツネらしい」人生を生きる、夢を忘れた詐欺師のキツネ。ズートピアを知りつくし、幅広い情報網を持つ。現実を知る皮肉屋だが、陽気な魅力があってどこかニクめない。実は過去のある出来事によって傷ついている。自分にはないものをもつジュディと運命を共にするうちに、何かが変わっていく。
森川智之は「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉役や「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし〈2代目〉役など多数のキャラクターを演じ、洋画作品においてはトム・クルーズの吹き替えを担当していることでも知られる大ベテランだ。ニックの皮肉っぽさとその奥にある純粋さを両立させる森川智之の演技が本シリーズの大きな魅力のひとつだ。
ボゴ署長(声:三宅健太)
ジュディの上司、スイギュウ
ボゴ署長はズートピア警察署長のスイギュウで、ジュディの直属の上司だ。厳格で感情を表に出さないが、ズートピアの治安を守ることへの強い信念を持つ。ボゴ署長役は三宅健太が担当した。三宅健太の低く重厚な声が、ボゴ署長の威圧感と頼もしさを見事に体現している。続編「ズートピア2」でも同役で続投した。
クロウハウザー(受付チーター)声:高橋茂雄(サバンナ)
クロウハウザーはズートピア警察署の受付担当のチーターで、ドーナツが大好きでチーターとは思えないほど太っている。ジュディにも気さくに話しかけてくるのんびり屋だ。お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が担当する日本語版クロウハウザーは、そのおっとりとした愛嬌と人懐こさが視聴者に深く愛されており、続編でも続投した。
ポップスター・ガゼル 声:Ami(Dream Ami)
ガゼルはズートピアで絶大な人気を誇るポップスターで、多様性と共存を象徴するアイコン的存在だ。英語版はコロンビアの歌姫シャキーラが自ら声と主題歌を担当した。日本語吹き替え版は日本語版の主題歌を担当したAmiが抜擢された。音楽ユニットDreamのメンバーとしても知られるAmiがディズニー映画の主題歌をカバーしたことで、一気に名前が知られることになった。
Mr.ビッグ 声:山路和弘
Mr.ビッグはツンドラ・タウンの闇社会を支配するボスで、その外見(小さなホッキョクトガリネズミ)と「ズートピア一の大物」というギャップが本作の笑いのひとつだ。山路和弘の独特のドスの効いた声が、Mr.ビッグの「小さいのに恐ろしい」というキャラクターの可笑しみと迫力を両立させている。続編でも続投した。
続編『ズートピア2』(2025年)の新規声優

2025年12月5日に公開された続編『ズートピア2』では、上述の続投キャストに加え、多数の豪華新キャストがズートピアの世界に加わった。以下はその主要な新規声優だ。
ゲイリー(ヘビ)声:下野紘
ゲイリーは続編「ズートピア2」のキーパーソンとなるヘビで、ズートピアに存在するはずのない爬虫類として謎を秘めたキャラクターだ。「鬼滅の刃」の善逸役で知られる人気声優下野紘が担当し、ゲイリーの謎めいた魅力を体現した。
パウバート(オオヤマネコ)声:山田涼介
パウバートはズートピア創設者一族の御曹司であるオオヤマネコで、柔和で社交的な人物だ。Hey! Say! JUMPの山田涼介がディズニー作品初参加でこの役を担当した。
市長ウィンドダンサー(馬)声:高嶋政宏
ウィンドダンサーは俳優から政治家に転身した馬の市長で、「ズートピア2」で初登場するキャラクターだ。実力派俳優高嶋政宏の渋みある存在感が市長の複雑な立場を体現した。
ヘイスース(トカゲ)声:柄本明
ヘイスースはズートピアに隠れ住むトカゲの重鎮で、「ズートピア2」の物語における重要な情報を持つ存在だ。日本映画界の重鎮柄本明の独特の存在感がヘイスースのキャラクターに独特の奥行きをもたらした。
ホグボトム警部(イノシシ)声:熊元プロレス(紅しょうが)
ホグボトム警部はジュディたちを追いつめる実直な腕利きのイノシシの警部だ。お笑いコンビ・紅しょうがの熊元プロレスが担当し、ホグボトムのクセの強いキャラクター性を体現した。また、videoweb.jpでも本シリーズを含むディズニー映画の最新情報を幅広くカバーしているので、最新情報のチェックにも役立ててほしい。
その他多数のキャラクターと声優
1作目には、ライオンハート市長役の玄田哲章、副市長ベルウェザー役の竹内順子、フラッシュ(ナマケモノ)役の村治学が登場し、日本版オリジナルキャラクター・マイケル狸山を芋洗坂係長が担当した。続編ではさらに、野沢雅子(ジュディの祖母)、水樹奈々(Dr.ファズビー)、内田雄馬・斉藤壮馬(シマウマの警官バディ)、梅沢富美男(ミルトン・リンクスリー)、江口のりこ(ニブルズ)、小島秀夫(ポール・モールデブラント)、堂本光一(ブシュロンとシェーヴル・1人2役)ら豪華な新顔が加わった。
声優の魅力と見どころ

キャラクターの個性に合った声優陣
本シリーズの日本語吹き替えが高く評価されてきた最大の理由は、各キャラクターの個性と声優の持ち味の一致の精度だ。上戸彩の明るく真っすぐな声質はジュディの純粋な正義感と完璧に重なり、森川智之のクールで知性的な声はニックの皮肉とその奥にある温かさを体現している。こうした「声の必然性」が本作の吹き替え版を字幕版とは異なる独自の楽しみとして成立させている。
続投キャストと新規キャストの絶妙なバランス
「ズートピア2」での続投・新規キャストの配置が本シリーズの厚みをさらに増した。ジュディ役の上戸彩とニック役の森川智之の続投は「やっと来た!」「最高!」というコメントに象徴されるように、キャスト自身もこのシリーズへの深い愛着を持っている。一方、下野紘・山田涼介・野沢雅子・水樹奈々ら新規キャストの追加が、続編に新鮮な驚きと豪華さをもたらした。
吹き替えでの表現力によるキャラクターの魅力増幅
ディズニー映画の吹き替えは感情表現の豊かさが特に重要で、本シリーズは特にその点が優れている。字幕版では英語のリズムとニュアンスで伝わるコメディや感動が、日本語吹き替え版では日本語ならではの言葉の温かさと声優の演技によって異なる感動として届く。「Try Everything」(ガゼルの主題歌)のAmiによる日本語版も含め、吹き替え版全体が独立したひとつの作品として完成している点が本シリーズの吹き替えの大きな魅力だ。
まとめ
日本語吹き替え声優の整理
| キャラクター名(動物種) | 日本語声優 | 登場作品 |
|---|---|---|
| ジュディ・ホップス(ウサギ) | 上戸彩 | 1・2 |
| ニック・ワイルド(キツネ) | 森川智之 | 1・2 |
| ボゴ署長(スイギュウ) | 三宅健太 | 1・2 |
| クロウハウザー(チーター) | 高橋茂雄(サバンナ) | 1・2 |
| ガゼル(ポップスター) | Dream Ami | 1・2 |
| Mr.ビッグ | 山路和弘 | 1・2 |
| ライオンハート市長(ライオン) | 玄田哲章 | 1 |
| ベルウェザー副市長(ヒツジ) | 竹内順子 | 1 |
| フラッシュ(ナマケモノ) | 村治学 | 1 |
| ゲイリー(ヘビ) | 下野紘 | 2 |
| パウバート(オオヤマネコ) | 山田涼介 | 2 |
| ウィンドダンサー市長(馬) | 高嶋政宏 | 2 |
| ヘイスース(トカゲ) | 柄本明 | 2 |
| ホグボトム警部(イノシシ) | 熊元プロレス(紅しょうが) | 2 |
視聴前に押さえておきたいキャラクターと声優情報
- 1作目から観るのがベスト:「ズートピア2」は「ズートピア」の直接続編であり、ジュディとニックの関係性の成り立ちを知ってから観ることで感動が深まる。上戸彩と森川智之の息のあったコンビぶりを1作目から追うことで、続編での再会の感動が最大化される
- 吹き替え版と字幕版の両方を楽しむ:シャキーラが声を担当した英語版ガゼルと、AmiによるDream版ガゼルを聴き比べるなど、吹き替え版と字幕版それぞれの楽しみ方がある
- フラッシュのシーンに注目:村治学が演じるナマケモノのフラッシュのシーンは本作屈指の笑いのシーンとして世界中で愛されており、吹き替え版での「スロー感」の表現も必見だ
- 日本版オリジナルキャラクターを見つける:「ズートピア」には芋洗坂係長が声を担当する日本版オリジナルキャラクター・マイケル狸山が登場する。日本の視聴者だけが楽しめるこのキャラクターを探してみるのも本作の楽しみ方のひとつだ
本記事の情報は公式発表および各種報道をもとにしています。最新の配信情報はDisney+公式サイトでご確認ください。

