オンラインギャンブルとはお金を賭けてギャンブルをインターネット上で楽しめるサービスのことです。

株式会社グローバルインフォメーションが発表した市場調査レポート「オンラインギャンブルの世界市場：業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測（2021年～2026年）」では、少なくとも2026年までは急成長を継続すると予測しました。

オンラインギャンブルでは世界中で4,000万人以上のプレイヤ―が参加しているとされるオンラインカジノが最も有名です。なかでも古くから日本マーケットに進出している「ラッキーベイビーカジノ」や「ベラジョンカジノ」、「ジパングカジノ」などがよく知られています。

オンラインギャンブルが急成長を続けている理由を分析してみました。

急速なインターネットの普及

一番大きな要因はやはりインターネット技術の急速な進歩ではないでしょうか。Webを経由したオンラインの世界では、もはや国境はなくなったと言えるでしょう。

さらにWeb上で完結する暗号通貨やEウォレットの発展もあげられます。オンラインギャンブルをプレイするためには、資金を国をまたいで決済しなければなりません。

銀行などの金融機関を経由せずに手軽に、かつ手数料を低く押さえたスピーディな資金移動がオンラインギャンブルの成長を支えています。

海外におけるギャンブル合法化の拡大

ギャンブルが合法化されている主な国や地域は次の通りです。

オンラインカジノやブックメーカーサイトはこれらのギャンブルが合法化されている国の政府機関などから公認ライセンスを獲得して運営されています。

これまでは海外旅行で出向くしかなかったカジノギャンブルを自宅で楽しめる趣味に成長させたのがオンラインカジノです。

日本では公営ギャンブル以外は違法とされていますが、海外で合法的に運営されているオンラインカジノへの参加はグレーゾーン、つまり違法とも合法ともいえない状況です。

日本国内から海外のオンラインカジノへの参加は、個人で楽しむのであれば問題はないといえるのではないでしょうか。

日本独自のオンラインギャンブルの発展

ギャンブル合法化に関しては日本は後進国といえるのかもしれません。しかし、実は日本でも独自のオンラインギャンブルが急速に発展しています。

①公営ギャンブルのインタ―ネットサイト

競馬や競輪などの公営ギャンブルにベットできるインターネットサイトの参加者が増加しています。会場に出向くことなく馬券や車券、船券などをオンラインで購入し勝利金が獲得できます。

②宝くじのインターネット購入

意外と思われるかもしれませんが、宝くじやTOTOなどもギャンブルの一種です。インターネット購入が主流になる時代も近いのではないでしょうか。

③インターネットゲームの普及

オンラインパチンコなどのインターネットゲームの普及もオンラインギャンブル発展の要因です。もちろん、日本ではお金を賭けるギャンブルは違法なので勝利した場合は景品が獲得できる仕組みです。

2029年には、いよいよ日本でもIR法案にもとづく統合リゾート開発の一環でランドカジノが開設されます。

カジノオープン後には日本のオンラインギャンブルマーケットもさらなる成長を遂げる可能性があるでしょう。